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山田宗樹著 百年法を読んでの感想

最近読んだ本をご紹介します。山田宗樹著の百年法という小説です。物語は、HAVI(ヒト不老化ウイルス)の接種により人間が年をとらなくなった日本での話です。

20歳からの接種が認められ、これにより見た目は若者でも不老不死になることができます。このような世界では、人口爆発により正常な政治により生活を営むことは困難です。そんな中、制定されていつのが百年法という法律です。HAVIを受けたものは余命をその時点から100年しか生きられないというもので、100年後には安楽死させられてしまいます。 

余命が決められていることに疑問を持つ人、何のために生き続けているかわからなくなる人、100年という期限を迎えても逃亡し、生にしがみつく人。法律を根底から帰るべく戦う人(市民として戦うもの、官僚として戦うもの)。

そんな人間模様とこんな世界になってしまったらどうなってしまうんだろうと思いながらもついつい恐いもの見たさで読むのが止まらなくなる作品です。お勧めですよ。Kindle版はお安くなっていますので是非どうぞ。